宮崎県小林市 2024年6月15日(土)~6月16日(日) 1泊2日 【48,000円】

ガハハおじさんとチーズ作り体験:小林の酪農の今

【含まれるもの】
①宮崎空港集合後現地移動交通費
②宿泊代1泊
③食事:昼2回夜1回
④ダイワファームチーズつくり体験及び3カ月熟成後お送りいたします(トーマダイワ2.4kg)

【含まれないもの】
①東京からの交通費
②食事の際の飲み物代

【食事回数】朝食:1回(ホテル)/ 昼食:2回/ 夕食:1回
【送迎の有無】宮崎空港集合解散となります

現地実習プログラム概要

元農林水産省畜産部長で宮崎こばやし熱中小学校校長の原田英男が案内いたします。飼料価格の高騰により厳しい現状にさらされている酪農や養豚の現状を学び、実際にダイワファームにてチーズ製造を体験(熟成後手元に届く)。宮崎こばやし熱中小学校の授業を受講し夜は生徒と共に焼酎一貫校に参加。

背景

昔からの畜産地帯ではあるが飼料価格の高騰により酪農や養豚は厳しい状況にさらされており、未利用の飼育資源の活用、高付加価値化による販売価格の向上(コスト転嫁しやすい商品・環境づくり)を図る必要がある。
さらに少子高齢化や都市部への人口の流失の影響により過疎化が進んでおり、地域の魅力の発信機会の減少や関係人口の減少などの問題を抱えている。解決のひとつの手段として、地元の特産品を活用した商品開発を行う事で地域との関係人口の増加及び地域活性化を目的とする。

参加者に期待すること

行程

6/15(土)
10:00 宮崎空港集合
11:30 地鶏の里にて昼食
13:00 熱中小学校授業受講
16:30 ホテルチェツクイン
18:00 焼酎一貫校参加


6/16(日)
9:00  ダイワファームにてチーズつくり体験
12:30 須木かるかやにて昼食
14:00 須木焼酎蔵見学
15:30 空港へ向け出発
17:00 宮崎空港着解散

推奨フライト:
6/15(土)
ソラシド 羽田6:50→宮崎空港8:40
ANA 羽田7:50→宮崎空港9:40
JAL 羽田8:05→宮崎空港9:55


6/16(日)
宮崎空港18:45→羽田20:15
宮崎空港19:40→羽田21:15
宮崎空港20:30→羽田22:05

現地実習先の講師(ガイド)プロフィール

原田英男

大窪和利

持ち物や服装について


注意事項

天候等により、行程が変更になる場合がございます。

お申込み

一般社団法人 熱中こばやし
宮崎こばやし熱中小学校事務局 担当:吉谷
Tel:0984-48-5558 
Email:info@necchu-kobayashi.com

申し込み期限:2024/04/30
定員および最少催行人数:定員:9名 最少催行人数:2名
支払い方法:銀行振込 *お申込み確認後こちらからお支払いについてご案内いたします



キャンセルポリシー

お客様のご都合によるキャンセルにはお取消料をいただいております。お取消料のお支払いをご了承の上、お申込みください。
7日前~2日前30%、前日50%、当日100%、現地実習開始後の解除及び無連絡不参加100%

宮崎県小林市

引率:松田智生教頭

2024年6月15日(土)~16日(日)

飼料価格の高騰により厳しい現状にさらされている酪農や養豚の現状を学び、実際にダイワファームにてチーズ製造を体験しました。(熟成後手元に届く予定!)。宮崎こばやし熱中小学校の授業を受講し夜は生徒と共に「焼酎一貫校」に参加いただきました。

参加者の声:横山正弘さん

サラリーマンの夫と専業主婦の妻とで体験してきた小林を紹介させていただきます。
実は昨年秋のツアーに引き続き2度目の来訪になります。ついでに言ってしまうと、コースもほぼほぼ一緒でした。
それでもなお、この地に引き付けられてしまう魅力はなぜだと思われますか。

他の方たちも申し上げているとおり、やはりそこで暮らす「人」に魅了されてしまったからだと思っています。
加えておいしい料理がそこにあるとしたら、また行きたいと思うのが人情ではないでしょうか。
そんな小林をレポートさせていただきます。

行程は1泊2日になります。初日、宮崎ブーゲンビリア空港集合。ここから内陸の小林市へ車で向かいます。
小林市は宮崎県の南西部の内陸に位置しています。北東部は熊本県と隣接し、南西部では鹿児島県と隣接しています。人口は4.1万人で毎年千人程度の人口減少傾向にあります。

宮崎空港から車で約1時間移動し、小林ICを降りて間もなくすると森の中にたたずむ「地鶏の里」が現れます。森の中にコテージ風の木造小屋が5棟くらいあり、8人から10人ぐらいで貸し切り、そこで食事を楽しむことができます。
ここで小林ツアーに参加される皆さんと合流。今回は熱中こばやし原田校長とアテンドの吉谷女史との10名のツアーになりました。食の熱中小学校からは松田教頭も引率なさっています。
地鶏の里では、名古屋コーチンのコース料理。食事の締めはこだわりの卵かけご飯。お店の女将さんから、料理となった鳥の部位についての解説や食べ方の説明があり食事を開始。極上の鳥料理と地ビールに一同完食。うまい!

昼食後は「熱中こばやし」の授業に参加。当日はツアー参加者でもあった戸田夫妻が講師。料理について、人生についての講話あり。会場には地元小林高校の生徒たち20名も参加。なんでも教頭先生が熱中小の生徒さんで、教え子を誘っているとのこと。高校生たちは会場の受付や設営を手伝ったりお菓子を配ってくれました。そこは地域交流の場であり、高校生たちにとっては地域貢献のためのボランティア活動の場にもなっていました。
授業が終わり、それにしても戸田講師の語りがリアル過ぎて思春期の高校生たちには刺激が強すぎたかもなんて思いながら、近くにいた参加者の方にそのことを伺うと「今の高校生たちは失敗体験が少ないまま社会に出て行く子どもたちが多いから、ネットや書物から学ぶよりも大人が直接語り掛けるリアルワールドの方がはるかに臨場感があって良い刺激になっているのではないか」とのこと。
加えて、こんな体験は学校の授業の中でやろうとすると、なかなかできないものなので、大人の学びの場所に子どもたちを招くスタイルがあっても良いのではないかというお話しでした。小林という地域の大人たちは子どもたちのことを実に良く考えてくれているなと感動しました。

( 都市部の大人たちが日々の生活に忙殺されそれどころではないよという風に思われている方が大勢いるような気がするのは私だけでしょうか。)

この後、宿泊先のホテルに移動。夜の焼酎一貫校まで少し時間があったので、アテンドの吉谷さんと松下さんにお誘いをいただき由緒正しき狭野神社に参拝させていただきました。荘厳な杉並木を歩きながら神聖な面持ちになりました。この神社、なんでも初代神武天皇がお生まれになって建てられた神社とのこと。宮崎県は知る人ぞ知る神話の宝庫でもありました。
この後は南九州唯一の磁器専門工房である鷹山窯を訪問。ここは静かな山麓にある陶芸窯です。前回はここで絵付け体験と2頭の馬達との撮影会をやったのですが、今回は併設しているカフェで一服させていただきました。

カフェで一休みした後、我々が向かったのが焼酎一貫校です。会場は Kokoya de kobayashi (ここやっと小林)。小林駅から徒歩数分の位置にあるレストランです。
ここのオーナーシェフの地井さんは、フランスやオーストリア、スイスの日本大使公邸料理人を経験された方で、外務省公認の優秀公邸料理長の肩書をお持ちの方です。味は超絶、作品は絶品です。
今回は小林で養殖されているキャビアにちなんで、小林産のニジマスとチョウザメのカルパッチョ、キャビア添えをいただきました。
おつまみには、チロルシンケン(豚・生ハム)。これは昨年の秋に「熱中こばやし」の皆さんとで一緒に仕込んだ本物の生ハムです。実際は、ほぼほぼ、ふくどめ小牧場(鹿屋市)福留さんとダイワファーム(小林市)大窪さんのお手伝いのたまものではありましたが・・・。

ここで言う本物の意味ですが、塩蔵(塩で漬け込んで)し長期熟成させ作られた【非加熱】ハムという意味です。
日本で実際に一般に市場に出回っている生ハム製品は豚肉を味付けや保存に耐えうるための溶液に浸して【加熱】乾燥させたハムがほとんどなのだそうです。ちなみに法令上は厳密な定義がないらしく、加熱加工したものでも生ハムと表記しても、今のところ問題ありとはならないとのこと。
次に出された料理がブラン・マンジュ(冷菓)に天然すっぽんのジュレ。天然のすっぽん?これ、養殖ではなく天然だそうで、水がきれいで豊富な小林では普通に天然物のすっぽんが入手できるとのこと。雨上がりには路上をスッポンが歩いている姿を見られる場所もあると小林の方が話されていたのは驚きでした。

焼酎一貫校の後の放課後活動はスナック・ムアネージュ。宮崎県はスナック王国。人口10万人あたりのスナック店舗数が全国1位なのだそうです。そして、ここ小林市もスナックが多い街。この街だけのルールなのか定かではありませんが、一人3千円ポッキリ、飲食持込可だったようです。
23時半、これにて初日の日程が終了。

2日目。宿泊先のホテルまで、アテンドの吉谷女史に迎えにきていただき、ガハハ親父こと大窪社長の率いるダイワファームへ。

そこでは牛舎を散策しながら、元農水省畜産部長の肩書を持つ原田校長から、畜産全般のお話とダイワファームの特徴についてご案内いただきました。
ダイワファームは乳牛を20数頭有する大窪さん家族が経営している農場です。農場内にはチーズ工房と道路に面した場所に売店があります。
この農場では、牛にストレスを与えないよう飼育し、健康な牛からおいしい生乳を分けていただくことを信条としています。そのため牛に合成飼料は与えず、栄養価の高い牧草と小林のおいしい水で牛たちは育てられています。その結果、一回の搾乳量が特段多いというわけではありませんが、牛の寿命や搾乳期間が他の農場に比べると長寿とのことでした。
次に大窪社長からチーズ作りを教えていただきました。私達はチーズ工房に移動し、帽子と長靴、かっぽう着に身をまとい入室。チーズづくりは温度管理と塩分濃度が肝のようで外気温や湿度計をみながら生乳が凝固する工程について説明を受けました。
次にチーズを試食しながらトーマダイワ(セミハードタイプのチーズ、熟成期間3ヶ月)が型にはめられ形になっていく作業工程を見せていただきました。ストリングチーズ(さけるチーズ)作りを皆で行い、自分たちで作ったチーズを持ち帰えりました。
一連の作業が終了し11時になったため、私達は敷地内の売店に向かいました。売店にはチーズ工房で作られる一連のチーズたちが並んでいます。


私達のお目当てはソフトクリームでした。ダイワファームの人気を支える売店にはガハハ親父(大窪社長のこと)自慢のソフトクリームが販売されています。このソフトクリーム(300円)は地元でとても人気があり、この日が日曜日でもあったことから近所の家族連れやドライブ中のカップルたちが入れ替わりで、このソフトクリームを購入していきました。
このソフトクリーム、ダイワファームの美味しい生乳が原料になっているのはもちろんのこと、凝固剤を使わない人にやさしいソフトクリームです。そのためか店構えと商品価格に見合わない?価格を度外視した超高額アイスクリームマシンが導入されているのだそうです。これもガハハ親父のこだわりとのこと。唯一の欠点は一般のアイスクリームに比べて溶けやすいという点。早めに食べなければなりません。これは凝固剤を使っていない証でもあり仕方がありません。

次に向かったのが最終目的地である「すき酒造」。ここでお昼ご飯もいただきました。ダイワファームから更に山を登り、一山超えた先にこの蔵はあります。歩いて行ける範囲には観光名所の「ままこ滝」があり2006年に小林市と合併がなされる前までは人口約2千人の須木村(すきそん)と呼ばれていた山村地域です。
その地に焼酎づくりに適した水源を求め、伝統的な和釜を使い、隣県の鹿児島県ナンバーワン杜氏の実績を持つ牛嶋さん親子が醸し出す焼酎が美味しくないわけがありません。実際、毎年開催される宮崎県の品評会においても、連続受賞を続けており、小林市のふるさと納税の返礼品としても毎年の数百本以上の出荷があるとのこと。
ここでは牛嶋jrから、この蔵の特徴やこだわり、2代目として苦労されていること。糀づくりや蔵付き酵母、原材料である芋や栗の生産事情について伺うことができました。
最近の気候変動の影響から原材料となる芋や栗の不作が続いていること。良質な原材料の入手が困難な状況になっているとの話でした。
ちなみに栗の焼酎については、栗を特産品としている須木地区においても十分な栗を入手できないため今季の仕込みができず、向こう2年間は出荷できない状態。すでに在庫も尽き、現在、入手困難。手元に栗焼酎をお持ちの方は大変な貴重品だそうです。
また芋においても入手先や品質の良し悪しが年次差が出てしまうため、製品としての出来上がりに違いが生じること。実際、飲み比べてみると味や香りの違いに誰もが気付けるくらいの差が出てしまうとのこと。
私達もその場で、その飲み比べを体験させていただきました。試飲した方々は誰もが若手杜氏のその説明に納得していました。
なので真に焼酎好きの方々は〇〇年製の「銘柄」で買い求めになられる方も多くいらっしゃるとのことでした。

昼食は地元日本料理「おおやま」から美味しい仕出し弁当をつくっていただきました。お弁当と言っても中身は本格的な日本料亭の味。季節の煮物の入った折りとは別にうなぎと海鮮のちらしご飯、汁物が用意されました。事務局の方のご配慮で焼酎のつまみにも合う懐石料理になっていました。食事会場が焼酎蔵の敷地内ということもあり、すぐ横に焼酎の一升瓶がならび、試飲という名の飲み放題の昼食会となりました。

2日間、ドライバーをしていただいた原田校長と吉谷女史、お酒を飲むことができず申し訳ありません。
これにて1泊2日のツアー終了。宮崎空港から帰路へとなりました。

小林ツアー:まとめ

1 お水と食事が絶品。お水は宮崎の山々が天然のフィルターとなりろ過した天然水だから申し分なし。食事は食材が良いのはもちろんのこと、加えてそれに手間をかけ良質な作品として提供してくれる匠たちがそこにいること。

2 おもてなしの精神がすごい。小林市という自治体自身が関係人口づくりに力を入れており、小林市民にもその感覚がある。

3 子どもと大人たちがうまく共生している。世代間で分断されていない。子どもたちが地域の宝という日本人としてあたり前の意識が大人たちに残っている。

結論:よって、また訪れたくなる。