富山県魚津市 2024年12月6日(金)〜8日(日) 2泊3日【78,000円】

熱き職人達から学ぶ食文化 天然のいけすと立山連峰の恵み

【参加費】 78,000円(税込)

〇料金に含まれるもの
宿泊費(2泊)、現地移動費、各種体験、施設訪問費用、旅行保険料

〇料金に含まれないもの
自宅から黒部宇奈月温泉駅までの交通費、食事の際のドリンク代、自由参加の日帰り温泉入浴代

【食事回数】2回 / 昼食:2回(内1回は最終日持ち帰りのお弁当) / 夕食:2回
【送迎の有無】北陸新幹線 黒部宇奈月温泉駅までの送迎あり

現地実習プログラム概要

熱き職人達から学ぶ食文化 天然のいけすと富山湾と立山連峰の恵み
12月は、ぶり・カニをはじめとした豊富な食材、味噌の寒仕込み、採れたてのふじりんごなど、富山・魚津の豊富な魅力が出揃うベストタイミング。
山と海がぐっと近い、稀な地形が農林水産物にどのような特徴をもたらしているのか。山や海の恵みを味わいながら、熱い職人の方々から食文化や歴史を学ぶツアーです。しめ縄づくりなど、12月ならではの体験もございます。

〇漁協組合長&料理人とセリ見学・漁師による神経締めデモンストレーション
初めて実施するスペシャルな企画です。
濱住魚津漁協組合長の視点、四季料理 悠 海野氏の料理人の視点でのお話を交えながら、高度な衛生管理を導入した水産物荷さばき施設でセリを見学します。高床式のセリ場では魚介類は、全てパレットに並べられ、直置きしないので、衛生的です。
 その後、場内で漁師 浜多虎志氏による神経締めのデモンストレーションを見学します。神経締めとは、脳と脊髄を破壊し、魚の死後硬直を遅くすることで、旨味成分の元を極力減らさず、鮮度を保つことができる技術です。浜多さんは、自ら神経締めと血抜きを施し、美味な魚をさらにグレードアップしています。
https://shoku-toyama.jp/feature/f_sakana2020_03.php

〇地産地消の日本料理から学ぶ、地元食材と食文化
カウンター席でお料理を味わいながら、料理人 海野文章さんから、地元食材や食文化、フードロス削減の取組について学びます。
今回の目玉は、漁師 浜多さんが神経締めしたうえで熟成した魚の刺身食べ比べです!どれくらい味が変わるのか、ぜひ確かめてください。
https://shikiryori-yu.com/

〇KANATAワイナリー見学
“魚津ならではの最高のワインを通して、世界中から愛される場所を作る”という思いを胸に、離農する農家からぶどう園を引継ぎ2023年にオープンしたワイナリー。魚津の地形、水循環、気候がぶどう造りにもたらす効用や、農福連携の取組について、醸造責任者の土井祐樹さんから学びます。
https://kanatawinery.com/

〇雪国の古民家で学ぶ発酵食
宮本みそ店主の宮本晃裕さんから、祖母の味噌屋を引き継ぐことを決めたときの想い、交流の場BOBO.を作った理由、発酵食の魅力について学んだあと、味噌づくりをします。ご飯とお味噌汁の昼食、熟成度別味噌食べ比べ、甘酒ジェラートの試食も予定しています。
https://www.hello-bobo.jp/people-akihiromiyamoto

〇NOROSHI FARMに学ぶしめ縄づくり
里山で農薬や肥料を使わず、昔ながらの天日干しのお米を中心に生産しており、地元産の肥料(堆肥や鶏糞)を使用した地域循環型の有機栽培にも力を入れているNOROSHIファーム。
NOROSHI FARMの稗苗さんたちが育てた稲藁を使い、1年間の恵みへの感謝と、来る年が良い年になるよう願いを込めて、自分たちの手で縄をない、しめ飾りを作ります。松や南天などの飾りもすべて、魚津の里山で実った山の恵みを使います。
お土産に帰りの新幹線でお召し上がりいただくための、里山の恵みがたっぷりのお弁当もご用意しております。
https://noroshi-farm.com/

背景

魚津市は、2,400m級の山々から海岸までがわずか 25km の距離にあり、急流河川が流れ、扇状地が広がっています。地形の急峻さは富山湾へと続き、水深1,000mを越え、高低差 3,400m の範囲で「水の循環」が 1つのまちで完結する、世界的にも稀な地形をしています。
ダイナミックな地形がもたらす、多様で豊かな山と海の恵み、食文化や歴史が地域の特徴であり、魅力です。
https://uozu-kanko.jp/yamaumiuozu/

暮らしの中に、あたたかい交流があることも魚津の魅力です。港町の魚屋さんに行けば、お母さんが調理方法を教えてくれ、常連さんも交じって世間話が始まります。
庭先販売が特徴的な果樹農家さんでは、選別作業を間近で見られたり、規格外品をおまけでつけてもらえたり、大型店とは違う楽しみがあります。
柿の木割りや鴨川沿いの繁華街では、カウンター越しに店主と常連客の会話が弾み、子連れで行くと親戚の子のようにかわいがってくださる店員さんも。

これらのすばらしい魅力を伝えきれていない。ということが今の課題です。
ツアー参加者の皆さんの声を聴いて内容をブラシュアップし、世界中の人が訪れたくなるようなツアーにしたい。
それにより、農業や漁業も活性化し、担い手不足の解決につなげたいと考えています。

参加者に期待すること

「これとこれを結び付けたら、更に魅力が高まるのでは」「都会の人に響くポイントはここ」等、新たな魅力や伝え方を教えていただけたらと思っています。

この体験ツアーで感じたことをお知り合いに伝えていただいたり、情報発信したりしていただけると、大変うれしいです。

また、今回のツアーで知った商品を贈り物に使っていただく、ふるさと納税で特産品を味わっていただく等、継続的に応援していただけたらと思っております。

行程

1日目 12月6日(金)
13:46 集合 魚津駅
14:41 集合 黒部宇奈月温泉駅(はくたか563号 敦賀行)
15:10 ぶどうの森工房(農福連携に取り組む干し芋屋)
15:30 KANATAワイナリー 見学・テイスティング5種程度
18:00 夕食 寿司屋

2日目 12月7日(土)
04:50 漁協組合長&料理人とセリ見学・ 漁師による神経締めデモ
08:30 自由参加 日帰り入浴 金太郎温泉→りんごの直売所(加積)
12:00 宮本みそ 昼食、味噌食べ比べ、ジェラート試食、味噌づくり体験
15:00 ガイドさんとめぐる 米騒動発祥の地
16:00 工房巡り(鷹休漆器店・辻佛檀)
18:00 夕食 四季料理 悠 地産地消の日本料理、神経締め刺身食べ比べ

3日目 12月8日(日)
~7:30 朝食 ホテルにて
7:45 チェックアウト
8:00 NOROSHI FARM しめ縄づくりワークショップ(昼食用弁当付き)
9:45 ます寿司作り体験 魚卸問屋はりたや 
11:00 ハマオカ海の幸 お土産タイム
12:10 解散 黒部宇奈月温泉駅
12:35 黒部宇奈月温泉駅発(はくたか562号 東京行)

◯推奨の宿泊先、飛行機や新幹線等の便名
12/6(金) 14:41 黒部宇奈月温泉駅着 はくたか563号 敦賀行
12/8(日) 12:35 黒部宇奈月温泉駅発 はくたか562号 東京行

初日に桝田酒造店のある岩瀬地区等に行かれる場合は以下の電車がございます。
12:47 競輪場前駅 富山地鉄富山港線 → 13:14 富山駅
13:21 富山駅 あいの風とやま鉄道 → 13:46 魚津駅

現地実習先の講師(ガイド)プロフィール

魚津漁業協同組合 濱住 博之 氏
長年魚津漁業協同組合に勤務し、現在組合長を務める。
漁業者にとって大きな問題となっている磯焼けの解決のためのがごめ昆布の養殖の取り組みや、定置網にかかったものの、値段がつかずに利用されない未利用魚を活用する食品ロスの削減などにも取り組む。

四季料理 悠 店主 海野 文章 氏
京都で修行の後、魚津市にUターンし日本料理店を開業。地産地消にこだわり「食材に関わる人々の思いを 料理で表現することが料理人の担いである」という考えで、日々食材と向き合う。フードロス削減の取り組み等により、ミシュラングリーンスターに選ばれる。(ミシュランガイド北陸2021☆)

漁師 浜多 虎志(はまだ たけし) 氏
漁師歴30年以上。定置網漁師兼〆師。
魚を獲って終わりではなく、“どうすれば、美味しさや鮮度を保てるか?あるいは保つだけでなく、向上させることができるか?”を追求し、自ら神経締め、血抜きを施している。
祖父は紅ズワイガニ漁を行うための「竹製のかに籠」を発明した浜多虎松氏。
地元漁師や料理人からは親しみを込めて“とらさん”と呼ばれている。

KANATAワイナリー 栽培・醸造責任者 土井 祐樹 氏
KANATAワイナリー立ち上げに参画する以前は、富山県庁に28年勤務し、主に果樹栽培の普及指導に携わる。
果樹栽培の専門知識を活かし、高品質なぶどう造りに取り組んでいる。

鷹休漆器店 鷹休 雅人 氏
大正10年に開業した漆器店の4代目。輪島で修行後、家業を継ぐ。堅牢・安価・実用的を大切に、伝統を守りながら、現代の生活に合った商品も制作。
お蔵で眠っていた漆器を補修し次の使い手に引き継ぐ「休眠漆器復活プロジェクト」に取り組んでいる。

工房ヤマセン辻佛檀 辻 悟 氏
大正2年以前より続く老舗佛檀店4代目の漆職人。悟氏をはじめ父、弟、叔父、叔母、各々が熟練の技術を持ち、昔ながらの家内制手工業で材木の製材から加飾まで一貫して行っている。高い技術力から文化財の修復の依頼も。水を注ぐと底面に施された繊細な螺鈿や金箔の細工が浮かび上がる、伝統的な技術と新しい発想を融合させた神秘的な蜃気楼グラスが注目されている。

無添加天然醸造 宮本みそ店 宮本 晃裕 氏
祖母から味噌屋を引き継ぐ。大豆、米を自身で栽培し、糀も自家製。「足るを知る」を大切に、哲学を持って味噌づくりに取り組んでいる。古民家を改修し、甘酒ジェラート販売と交流の場 「BOBO.」を運営。

NOROSHI FARM 稗苗 良太 氏 稗苗 史絵 氏
魚津市松倉地区山間部の約30ヘクタールの土地で、減農薬の有機農法と無農薬の自然農法の2種類の米づくりを行う。米・食味分析鑑定コンクール国際大会 2015年金賞、2016年特別賞受賞。
素材を生かした米粉おやつ「ミスターおやき」の販売や、テイクアウトのおにぎりや「おにぎーり」、お米の直営店も運営している。
ポケットマルシェチャレンジアワード2023 自由テーマ部門優秀賞。

株式会社ハリタ冷蔵 魚卸問屋はりたや 代表取締役 鍼田 隼平 氏
家業であるハリタ冷蔵を継ぎ、2018年に代表取締役社長に就任。
2019年から鱒寿司の製造直売、自社加工品直売所「魚卸問屋はりたや」を開業。
商品開発にも積極的に取り組み、通販では、かに、鱒ずし、昆布じめ、海産物のBBQセット、宮本みそとコラボした海産物の塩漬などを販売している。

ハマオカ海の幸 専務取締役 浜岡 愛子 氏
6代海の仕事を生業とする、浜岡家。
魚の食文化を未来にわたってつないでいく。という使命感を持ち、祖父母がはじめた港町のしおもん(干物)屋を引き継ぐ。
魚食の背景にある、歴史や文化、自然についても造詣が深い。「おいしい魚で、笑顔いっぱい!幸せいっぱい!」をミッションとするお店には、地元の人の晩ごはんのおかず、地元の人が食べているおいしいものをお裾分けするようなお土産、伝統の汐ぶりなどが並ぶ。

持ち物や服装について

セリ見学の際は長靴が必要です。貸出可能ですが、ご自身の物を使われたい場合はご持参ください。

注意事項

天候により、一部体験が変更になる場合があります。

お申込み

株式会社 旅行企画
Eメール:tps-counter@eos.ocn.ne.jp
TEL:0765-24-3900(担当 木下)
※キャンセルのご連絡はお電話でお願いいたします。(営業時間/平日9:00~19:00)

申し込み期限:2024年11月13日(木)
定員および最少催行人数:定員 8名/最小催行人数 6名
支払い方法:銀行振込 クレジットカード(VISA or Master)

キャンセルポリシー

旅行開始日の21日前まで 無料
20~8日前まで 20%
7~2日前まで 30%
前日まで 50%
旅行開始後及び不連絡の場合 100%

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