北海道十勝・広尾町 2023年9⽉8⽇(⾦)〜9⽉10⽇(⽇) 【費用:45,000円】
漁師町・広尾町の"自然"と"生きる"を学ぶ一期一会の体験型フィールドツアー
定員に達しましたので、募集を締め切らせていただきました。たくさんのお申し込みありがとうございました!
- 日程:2023年9⽉8⽇(⾦)〜9⽉10⽇(⽇)
- 地名:北海道十勝・広尾町
- 費用:45,000円(税込)
◯料金に含まれるもの:2泊分の施設利用費、期間中の食事(朝食:2回 / 昼食:2回 / 夕食:2回)、必用な装備一式のレンタル台、傷害保険、ガイド代
◯料金に含まれないもの:個人的な費用 - 送迎:あり(※指定の便に限り、帯広空港よりお送りいたします)
現地実習プログラム概要
北海道十勝の漁師町・広尾町の"自然"と"生きる"を学ぶ一期一会の体験型フィールドツアーを開催します。
このまちの豊かな自然と一次産業の営みを次世代に繋げていくために、この地域ならではの食や自然、地元に根差した人々を通じたユニークな体験を提供します。
日高昆布のブランドで知られる十勝の昆布漁について、3代目を受け継ぐ現役漁師と交流しながら、昆布漁に同行し、収穫した昆布を干したり、乾燥した昆布を粉砕したり、昆布漁師の1日を体験いただきます。
製品化の際に出荷できないロスや、水揚げから出荷までの時間と手間を実際に体験いただく中で、資源低迷の悪循環に陥っている日本の海の現状について学びながら、前向きに持続可能な漁業を実現するために私たちにできることを一緒に考えます。
漁業だけに限らず、酪農が盛んな広尾町で、普段は関係者以外入ることができない牛舎や牛たちが自由に過ごす放牧地の中に入り、牛と触れ合う酪農体験や、エゾ鹿を中心とした狩猟を行っている猟師と一緒に鹿の捌き方や調理法を学ぶワークショップ、森林面積が80%を占める広尾町の林業について100年後の森を育てることをテーマに活動する山師による森のガイドツアーなども実施します。
漁業や酪農、狩猟や林業など、都会では出会えない自然の中に身を置いて働き、生きる人たち日常に触れながら、日本の「食」についてあらためて考える旅に出ませんか?
背景
広尾町は、北海道十勝管内の最南端に位置し、東は北海道有数の漁業資源を有する太平洋、西は日高山脈の山並みがそびえ立ち、その山系に源を持つ4本の河川が海に注ぎ、豊かな自然を生かした漁業を中心に農林業を基幹産業として発展してきました。また、首都圏を結ぶ海の最短距離に位置する重要港湾「十勝港」は、十勝の海上輸送の拠点港として今後の発展が期待されています。
近年、日本の漁業現場では海の回復力以上に漁獲圧がかかり続けている中、資源低迷の悪循環に陥っている現状があります。広尾町のコンブ漁では、漁期間3ヶ月のうち、天候などによって出漁できるのは数日間程度、製品化の際に出荷できないロスも多く、水揚げから出荷まで時間と手間がかかる割には、利幅が少なく、低価値原料に一手間加え付加価値を与え、商品価値を最大化することが求められてます。
困っていること
広尾町では、付加価値化対策として、製品化工程で発生する端切れ部分を利用して、和食以外にも利用できる粉末上のうま味調味料「星屑昆布」を開発しています。生産力強化を図るために天候に左右されずにコンブを乾燥できる乾燥施設や粉砕ユニットを整備し、フレンチやイタリアンなど、新たなジャンルのレストランやオーガニックや自然食品を扱う店舗等への供給など、首都圏での消費拡大などを目指して活動していますが、まだまだ認知やPRにおいてはできることがあると思っています。
クズとして捨てていた端切れに新たな価値を見いだした環境対応型の独自製品というストーリー性をもっと発揮し、首都圏のエシカル消費に取り組む消費者向けに販路を拡大するほか、コンブの乾燥施設を起点に、観光という新たな切り口で地域の内外と繋ぐ場所づくりを目指し、現在インターンの受け入れなどもはじめています。
参加者に期待すること
□馬や羊、ヤギなど、大きなペットを飼ってみたい。
□サーフィンが好き。
□狩猟に興味がある。
□2拠点生活をはじめたい。
□おいしいものに目がない。
□釣りがしたい。
□自然が好きでたまらない。
□デジタルデトックスがしたい。
□田舎すぎない田舎がいい。
□新しいことにチャレンジしたい。
□第一次産業に興味がある。
ひとつでも当てはまった方は、ぜひこのツアーに参加してください。
ただの旅行ではなく、第2の故郷になるような体験をご提供します。
日程
9月8日(金)(1日目) | ・朝食 × ・昼食 × ・夕食 ○ |
(集合場所) | 帯広空港 到着ロビー |
※以下のいずれかの便で到着の方に限り、現地までスタッフがお送りいたします。 | |
13:50 | ANA NH4765(Airdo 65 コードシェア便) 羽田発12:15 – 帯広着13:50 |
14:35 | JAL 577 羽田発13:00 – 帯広着14:35 |
※上記以外の便でお越しの場合、原則ご自身でレンタカー等の手配が必要になります。 ※帯広空港から広尾町までは直通バスはありません。 | |
14:45〜15:45 | 帯広空港→広尾町へ送迎移動(約60分) |
15:45〜17:00 | 広尾町散策ツアー |
17:00〜18:30 | 研修施設チェックイン〜自由行動 |
18:30〜20:30 | 夕食(顔合わせ交流会)会場:研修施設「シーサイドハウス」 |
(宿泊) | |
9月9日(土)(2日目) | ・朝食 ○ ・昼食 ○ ・夕食 ○ |
7:00〜 | 出発→昆布浜へ移動 |
7:15〜8:05 | 昆布浜でヨガ体験 |
8:00〜8:50 | 朝ごはん(広尾町で100年続く米屋「松波商店」のおにぎり&おいなりさん&ふのりの味噌汁などなど) |
8:50〜10:50 | 昆布漁に関するレクチャー、昆布干し体験、昆布切り・星屑昆布づくり体験 |
10:50〜11:45 | エゾ鹿猟師による狩猟場の説明、昆布浜で鹿罠かけ実演 |
12:00〜13:00 | ランチ (水産会社が運営するカフェ「ベイラウンジ」) |
13:00〜13:45 | 自由散策&休憩 |
13:50〜14:30 | 町巡りツアー(港湾2か所予定) |
14:45〜15:45 | 林業現場ツアー |
16:15〜17:45 | 菊地ファームで酪農体験(牛達との触れ合い、餌やり体験、搾乳見学等) |
18:00〜19:00 | エゾ鹿捌き実演 |
19:00〜21:00 | 夕食(BBQ)会場:研修施設「シーサイドハウス」 |
(宿泊) | |
9月10日(3日目) | ・朝食 ○ ・昼食 ○ ・夕食 × |
8:00〜 | 出発→川へ移動 |
8:30〜9:30 | 秋鮭の遡上を見学後、川沿いで朝ごはん(いくら丼)※予定 |
9:45〜10:15 | 鮭マス孵化場見学 |
10:30〜11:30 | 振り返りワークショップ |
11:30〜12:30 | ランチ(菊池ファームにて「星屑昆布」を使ったボロネーゼ) |
12:30〜13:30 | 広尾町→帯広空港へ移動(約60分) |
(解散場所) | 帯広空港 出発ロビー |
※以下のいずれかの便で出発の方に限り、スタッフが空港までお送りいたします。 | |
14:25 | ANA NH4766(Airdo 66 コードシェア便) 帯広発14:25 – 羽田着16:10 |
15:30 | JAL 574 帯広発15:30 – 羽田着17:10 |
※上記以外の便でご出発の場合、原則ご自身でレンタカー等の手配が必要になります。 ※広尾町から帯広空港までは直通バスはありません。 |
宿泊施設について:ご宿泊いただく「シーサイドハウス」は、町営の研修施設となり、通常のビジネスホテルや旅館などと異なります。ホテルサービスやアメニティなどはありませんが、その分、参加費用がお安くなっています。トイレ(男女別)・バス・洗面所等は共同になります。共用の冷蔵庫や電子レンジ、洗濯機は完備しています。申込み状況により相部屋をお願いする場合があります。
私たちがご案内します
広尾漁港 3代目漁師 保志 弘一
北海道広尾町出身。2003年、保志漁業部のイカ釣り漁船に乗って漁師となり全国をまわる。地元広尾町では、主に昆布漁、サンマ漁、秋サケ定置網漁、毛ガニ漁、ウニ漁を行っている。
陸上では、まちづくり人材育成プログラム等に参画し、町の現状・課題を調査し、異業種のマッチングや広尾町産品のブランド化などを目指した活動経験から、人×人の可能性を感じ、緩やかに衰退していく漁業や地域にとって、必要な答えは人と人の交わる化学変化にあると確信。現在は広尾の各産業との連携と観光を通して人の流れを産み出し、地域住民や顔の見えない沢山の人を幸せにする可能性を追及し、広尾の海から小さな変化のきっかけと、そこから起こり得る化学変化のファクターとなることを目指している。
2023年3月 “漁師の甲子園”とされる「全国青年・女性漁業者交流大会」にて最高位の農林水産大臣賞を受賞。
菊地ファーム 菊地 亜希
「酪農家の私たちが心から飲みたいと思う牛乳、アイス、お肉を作っています」
千葉県出身。2009年夫婦で新規就農。放牧を主体として約90頭を飼養している。2018年からは大切に飼ってきた牛達の牛乳や加工した乳製品、搾乳の役目を終えた後の母牛のお肉をカフェや北海道物産展などの催事で販売。
その中で加工・カフェ運営をメインで担当し、5名のスタッフと酪農を担当する夫とともに酪農を身近に感じるきっかけとなる取り組みを様々行っている。
猟師 中村 まや Photo by Aoi Kambe
大学卒業後、グルメを扱うウェブメディアで、営業・編集として7年間働く。2017年狩猟免許取得。2020年猟師に転身。2022年春から北海道広尾町に移住し、現在は害獣駆除員に。フリーの編集者としても活動する。
地域おこし協力隊 磯野 巧
独立行政法人や高等教育機関、まちづくりシンクタンクなどで観光まちづくりをベースとする地域創生業務に研究員として従事。その過程でより直接的な地域の担い手になりたいと考えるようになり、当時の自分に足りないものはツーリズムの「現場力」だと判断し、そのスキルを磨くべく協力隊の道を選択。現在は「専門性を活かした伴走型支援の実現」をモットーに、観光地デザイン、観光教育、体験型観光などの推進に携わっている。
引率先生
この現地実習は以下の食の熱中小学校教諭が引率者として同行します。
中川 めぐみ 先生
釣りアンバサダー / ツッテ編集長 / 株式会社ウオー代表取締役
1982年富山県生まれ。GREE・電通で新規事業の立ち上げ、ビズリーチで広報などに関わる。その間に趣味としてはじめた釣りの魅力に取り付かれ「釣り × 地域活性」事業で独立。 釣りや漁業を通して日本全国の食、景観、人、文化などの魅力を発見・発信することを目指し、各地で観光コンテンツの企画やPRの仕事に従事。また漁業ライターとして、グルメニュース、おでかけメディア、新聞などで、釣りや漁業を起点とした情報の執筆を行う。水産庁や環境省、富山県庁等の委員も務める。
持ち物や服装について
動きやすく汚れても良い服やタオル等をご持参ください。作業服や長靴は貸し出しします。
宿泊時に必要なバスタオルや洗面用具等はご持参ください。
注意事項
・悪天候時等はスタッフの判断によって、旅程が予告なしに変更になる場合があります。
・最少催行人数5名。人員に満たない場合、 現地実習の開催を中止することがあります。
・宿泊は申込み状況により相部屋をお願いする場合があります。
お申込み
共催:ピロロツーリズム推進協議会 / とかち熱中小学校
協力:広尾町 / 広尾町観光協会
お問い合わせ先:Eメール: info@necchu-hokkaido.com
担当:亀井(とかち熱中小学校 事務局)
【お申し込みフォーム】
定員に達しましたので、募集を締め切らせていただきました。たくさんのお申し込みありがとうございました!
キャンセルポリシー
お客様のご都合によるキャンセルにはお取消料をいただいております。
お取消料のお支払いをご了承の上、お申込ください。
7日前〜2日前30%、前日50%、当日100%、現地実習開始後の解除および無連絡不参加100%