私たちの想い
「熱中小学校プロジェクト」は、これまで地方の地域活性化や人材育成をテーマに活動してきました。しかし、地方を活性化させるためには地方だけでなく、首都圏との交流も大切だと考えています。
近年では、環境問題や食の安全性についての関心が高まってきています。地元で作ったものを応援したり、食べ物のロスを減らすことなど、農業や食品産業に関する話題が注目されています。しかし、食べ物の問題は複雑で情報を整理して理解するのは難しい側面もあります。
私たちは、わかりやすく学び、楽しく体験する場を提供することで、食に関する知識と消費者と生産者の相互理解を深める魅力的な機会を創出することを目指しています。この取り組みを通じて、地域やコミュニティとの絆を深めながら、持続可能で健康的な選択を生活や消費行動に取り入れる機会を作りたいと願っています。
また、地方の食料を作っている人と都会の人たちの理解はそれほど深くないかもしれません。でも、お互いに交流する機会があれば、新しい発見がある事を確信しています。
学校体制
名誉校長 雜賀 慶二
東洋ライス株式会社 代表取締役
1934年和歌山県生まれ。1961年、コメの中から石粒を取り除く石抜選穀機の開発を機に株式会社東洋精米機製作所を設立。60年以上に亘り、精米機器及びコメやその加工に関する研究や技術発明に従事。代表的発明品は、トーヨー味度メーター、BG無洗米、金芽米、金芽ロウカット玄米など。
2021年4月、いわゆる「医食同源」の社会実装による新たな社会の構築を目指し、一般財団法人医食同源生薬研究財団を設立、名誉会長に就任(翌22年4月に公益財団法人に認定)。
現在も東洋ライス株式会社代表取締役、東京農業大学客員教授、一般社団法人日本SDGs協会名誉会長として活躍中。
校長 柏原 光太郎
一般社団法人日本ガストロノミー協会 会長
1963年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、文藝春秋入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集部などを経て、ニュースサイト「文春オンライン」、食の通販「文春マルシェ」を立ち上げる。グルメガイド「東京いい店うまい店」編集長も務めたほか、2018年には美食倶楽部「日本ガストロノミー協会」を立ち上げ、会長に就任。「とやまふるさと大使」も務める。2023年「ニッポン美食立国論」を出版。
教頭 松田 智生
丸の内プラチナ大学副学長、高知大学客員教授
1966年東京生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒。専門は地域活性化、アクティブシニア論。逆参勤交代構想で地方と都市の人材循環を提唱し実践する地方創生分野の第一人者。首都圏人材との地域の熱意ある方との関係醸成に注力。
著書:「明るい逆参勤交代が日本を変える」、「日本版CCRCがわかる本」
内閣官房・全世代生涯活躍のまち検討会座長代理
内閣府・高齢社会フォーラム企画委員
長崎県壱岐市政策顧問等を歴任
教頭 綛谷 久美
書籍・雑誌編集者 / 株式会社エディットライフヨコボウ代表
1964年生まれ、千葉県出身。1987年大学卒業後、都内の編集プロダクション勤務を経てドイツ語研修留学へ。帰国後の1988年12月にイカロス出版(東京都新宿区)へ入社。2019年3月、イカロス出版を円満退社(勤続30年3カ月) 。
料理本専門の書籍・雑誌編集者として2020年3月に独立。WEBサイト「料理本を愛でるラボCOOKBOOK LAB.」を開設。料理家のための出版/ビジネスコーチとして、活動支援を行うかたわら、一般社団法人日本ガストロノミー協会では、2018年1月より理事として食イベントをプロデュース。年間100企画近くの食イベントに関わる。
創設者 堀田 一芙
一般社団法人熱中学園 代表理事、日本みつばち養蜂家
1947年神奈川県横浜市で生まれる。日本アイ・ビー・エム株式会社においてPC販売事業部長、ソフトウェア事業部長、経営企画担当などを常務取締役として歴任した。現在は株式会社内田洋行顧問、株式会社アイ・オー・データ機器顧問、株式会社アイビス顧問。2011年東日本大震災後東京・赤坂にオフィスコロボックルを開設し、地方創生のプロジェクトを支援している。2015年以降山形県高畠町を皮切りに ‘大人の社会塾’「熱中小学校」を立ち上げ米国シアトル校を含めて23校になった。著書に「老いてからでは遅すぎる」(海辺の出版社)がある。
事務局長 亀井 秀樹
一般社団法人熱中学園 理事
福岡県生まれ。幼少期をオーストラリアで過ごし、高校進学に合わせ帰国。レコード会社、外務省や国連などのPR制作や翻訳などを経て、2014年に更別村の地域おこし協力隊として北海道へ移住。在職中は、特産品開発や観光振興を担当し、行政と民間企業のパイプ役を務めた。
北海道初の⼤⼈の学び場「熱中小学校」の開校を担い、「⾷」と「環境」をテーマとした教育プログラムを多数提供。地産地消をテーマとした飲⾷店「熱中食堂」の経営経験もあり、現在も、生産者と消費者を繋ぐイベントなどを数多く企画している。
熱中小学校について
2015年に内閣府の地⽅創⽣交付⾦を活⽤してスタートした地⽅創⽣プロジェクトで、リスキリングやリカレント教育などの学び直しの場として、「まちづくりは⼈づくりから」という信念がある⾃治体と連携し、現在までに全国23地域と米国シアトル1地域が連携し、24地域で展開した実績があり、起業等の人材育成や移住等の関係⼈⼝の創出・拡⼤に寄与している。