山形県鶴岡市 2025年9月27日(土)~28日(日) 1泊2日【49,500円】
TSURUOKA, where the traditions live on 〜今もなお、伝統が息づくまち 鶴岡〜
・参加費 49,500円
【含まれるもの】
①庄内空港、または鶴岡駅までの送迎
②宿泊代1泊朝食付 スイデンテラス
③食事:朝:1回/昼:2回/夜:1回
④現地研修先での入場料、体験料
⑤研修にかかる保険代
【含まれないもの】
①現地までの交通費
②食事の際の飲み物代
【食事回数】朝食:1回/ 昼食:2回/ 夕食1回
【送迎の有無】あり 庄内空港または鶴岡駅まで
現地実習プログラム概要
1日目は
アル・ケッチァーノのオーナー奧田政行氏が同行して、稀少な在来作物“宝谷カブ”の圃場で間引き菜収穫体験とこの時季に美味しい品種5種類程のぶどうを”粒取り”で食べ比べしてもらいます。立寄り先で収穫した"宝谷カブの間引き菜"、"ぶどう"を使用した「食の熱中小学校specialディナー」で初日は終了。
2日目は
祈りと感謝、生きるための食の原点が感じられる山岳信仰の聖地羽黒山へ。山伏が伝えたこの地ならではの精進料理に欠かせない乾物や塩蔵といった保存食レクチャーを斎館料理長 伊藤新吉氏から学び、昼食に山のエネルギーがたっぷりの精進料理をいただきます。午後からは3000人の武士が刀を鍬に変えて開墾した松ヶ岡開墾場へ。ここは日本最大の蚕室群をきっかけに国内最北限の絹産地として発達し、 今も養蚕から絹織物まで一貫工程が残る国内唯一の場所。現代の人々による創意工夫で“保存”“伝承”“創造”をする鶴岡の人々に触れ、伝統と革新の取組みを体感してみてください。
背景
鶴岡は長い歴史の中で、修験者や北前船などの人流や物流によって持ち込まれた各地の種や食が、豊かな風土や精神性と結び付きこの地特有の食文化を形成し、2014年「ユネスコ食文化創造都市」に日本で初めて認定されました。この認定をきっかけに強まった国内外の交流の中で、世界中の誰もが共通する「食」は、異なる食文化を持つ者同士であっても理解できるものであり、交流や絆を深めることができる素晴らしいものであることをこの10年で私たちは体感しました。
こうした経験の積み重ねが市民を創意工夫で“保存”“伝承”“創造”する能動的な姿勢へと変化させました。ユネスコ食文化創造都市認定から10年の食文化を核としたまちづくりは鶴岡の大きな特徴となり、食文化の魅力をさらに際立たせています。
参加者に期待すること
便利になった現代社会では「食」を自分ごととする事が少なくなっていないでしょうか。古くから第一次産業が生計を支えてきた鶴岡では、自然との共存した暮らし方が今も残っています。この豊かな自然と食文化を未来に継承するための鶴岡の10年の取組みを体感してみませんか。食や暮らしへの概念が変わり、何気ない生活に豊かさが生まれることでしょう。
「食」を軸に四季の移ろいを感じ、楽しむ文化が残る鶴岡はいつも新しい発見がある場所です。このセミナーをきっかけに、何度も鶴岡を訪れて欲しいです。
行程
【1日目】
12:05 ANA庄内空港着
12:30 バス出発(庄内空港)
12:42 いなほ鶴岡駅着
12:50 鶴岡駅発
= 移動(25分)
13:15-14:15 宝谷そば
14:20-15:20 宝谷カブ圃場
15:30-16:15 粒どりぶどう狩り
16:45 ホテルチェックイン
17:30 ホテル発
18:00 アル・ケッチァーノ
【2日目】
8:45 SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE発
= 移動(35分)
9:20 -10:30 羽黒山五重塔
= 移動(15分)
10:45 -11:00 出羽三山神社参拝
11:15-12:00 斎館 精進料理レクチャー
(保存の知恵)(祈りと感謝、生きるための食の原点)
12:00 -12:45 昼食 精進料理(40分)
= 移動(10分)
13:00 羽黒山山頂発
= 移動(15分)
13:20-14:10 ワイナリー
14:20-15:30 松ヶ岡開墾場
16:23発 鶴岡駅
= 庄内空港へ
17:00着 庄内空港
推奨の飛行機や新幹線等の便名:
飛行機:ANA395(11:05-12:05)
電車: 上越新幹線東京駅発(9:12-12:42)
現地実習先の講師(ガイド)プロフィール

【中野 律】
2012年~2019年までユネスコ食文化創造都市事業を推進する鶴岡食文化創造都市推進協議会の職員。2014年に鶴岡で味わう一皿のストーリーを伝える「鶴岡ふうどガイド」を企画。旅行代理店2社と鶴岡の食文化を物語を読むようにまわりながら体感する旅行商品企画を担当し、鶴岡ふうどガイドと共に案内している。

【奧田 政行】
アル・ケッチァーノ オーナーシェフ
地元高校を卒業後に上京しイタリア料理、フランス料理、純フランス菓子、イタリアンジェラートを修行。帰郷後に2つの店で料理長を歴任。
2000年 在来野菜など旬の地元産こだわり食材を使った「アル・ケッチァーノ」を鶴岡市に独立開業。
2010年第1回「辻 静雄食文化賞」、第一回農林水産省料理マスターズ受賞、2020年「文化庁長官表彰」を受賞するなど、数々の功績を残す。
イタリアンシェフという顔の他に、「寿司」、「フレンチ」、「菓子」まで幅広く料理をする。自然、地球を読み解きし、料理にしていくのが得意で日本だけにとどまらず世界でも活躍している。

【畑山 丑之助】
鶴岡市櫛引地域の山間の宝谷地区に伝わる、長さ20cmほどの青首の白い長カブ”宝谷カブ”の生産者。戦後栽培者が次第に減り、地区にただ一人の生産者となった

【伊藤 新吉】
出羽三山神社羽黒山参籠所「斎館」料理長。神秘の霊峰・出羽三山の玄関口「羽黒山」の山中に佇む斎館にて、20年以上腕を振るう。 フランスやハンガリー、イタリアにて山伏文化が息づく精進料理を提供し、高い評価を得る。

【大和 匡輔】
鶴岡シルク㈱代表取締役。東福産業㈱代表取締役社長。鶴岡織物工業協同組合理事。
明治薬科大卒業後、日本チバガイギー㈱(現・ノバルティスファーマ㈱)に入社。MRとして働く。薬剤師免許を持つ。1993年にUターンし、実家の東福産業㈱に入社。2010年に鶴岡シルク㈱を設立する。

【川島 旭】
PINO COLLINAファームガーデン&ワイナリー松ケ岡
ジェネラルマネージャー
ワインのバイヤーとして世界各地のワイナリーを巡る。
2008年に山形県に移住し、ワイン醸造をすべく山形県鶴岡市松ヶ岡地区で山形大学に土壌調査を依頼し土作りをスタート。ブドウができると、慶応大学先端生命化学研究所と連携し、メタボローム解析でブドウのポテンシャルを調査。丸3年を費やした研究で土地のボテンシャルを確信。2020年より醸造を開始し、ナチュール製法にて西洋品種のほかに鶴岡甲州という古木で作る在来品種のワインも製造。 「土地を反映した世界基準のワインを狙う」と栽培から醸造まで監修し、複数のワインがコンクールで優勝するなど高評価を得る。
持ち物や服装について
動きやすい靴と服装で参加ください。
注意事項
1日目の昼食は蕎麦です。蕎麦アレルギーのある方はお知らせください。
その他、食事制限等ある方はお知らせください。
お申込み
食の熱中小学校鶴岡ツアー実行委員会
お問い合わせ:syokubunka@city.tsuruoka.yamagata.jp
申し込み期限:2025/07/31
定員および最少催行人数:定員12名 最小催行人数:8名
支払い方法:口座振込
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